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きりんDiary – 大西ゆうきのブログ

実用的なものと芸術的なもの

何かをつくる作るときに実用的なものとそうでないものがあると思います。
今年1年はウェブサイトを作る仕事をしていたので、たまに思っちゃうのですが、クリエーター(という言い方はあまり好きではないけれど)の心は、見た目のカッコ良さや他にはないサイトを作って『おやっ』と少しでも見る人の目にとまるようなサイトを作ってやろうとたくらむことがあります。
でも実際はSEO的な理由からFlashを多様したサイトや、凝った画像のサイトはだめ、文章量が多いHTMLのサイトの方が検索エンジンからも評価されやすい、一般的なデザインの方がアクセスしたユーザーはサイトを歩きやすいなどの観点から良くあるサイトのデザインの方がクオリティの高いウェブサイトとして認知されやすいということが多いのです。
googleのサイトがとてもシンプルなところからもそういうことがうかがえます。
車でも同じように高く評価されている車ほど、オーソドックスなデザインだったりします。
なんでそんな話をしたかと言うと、たとえば曲を作るときや、現存の曲を自分なりに演奏するときなど、僕は生まれつきかわからないけどとにかくキャッチーなものが好きで、自分なりに演奏するとなんか小室哲也っぽいね、とかエックスぽいね、などと、言われようによっては良い意味なのですが、たぶん悪い意味で言われます。
だったら新しい何かを見出すぞっと決心して、たとえば終始同じフレーズが繰り返していて、気がつけば曲の終りにはそれが曲のテーマになっているじゃん!みたいな坂本龍一先生のある曲のような音楽をやったとして、僕にとってそれは何も意味を感じない音楽になったりします。
じゃぁどうすればいいかなぁ…と考えたりするのですが、散々悩んだ末に出た結論は一言で言ってしまうと『バランス』だなというのが僕の結論でした。
ここで言うバランスとは実用性と芸術性のバランスです。
たぶん僕が好きなキャッチーという定義もバランスの崩壊によってただの駄作(ダサく)にもなっちゃうんだと思います。
たとえば僕の好きなマリアシュナイダーの曲にJourneyHomeという曲がありますが、この曲はとてもメロディーがきれいで、誰でもすぐに鼻歌で歌いたくなるような親しみのあるメロディーです。でもアレンジはとても複雑で、ピアノのコンピングのパターンは今までのジャズにはないものだし、リズムも複雑です。
おそらくこのバランスがこの曲のすばらしさを一層高めていると思います。
あー僕の好きなのはこれだと。笑
このような音楽を作るのは中途半端な実力ではできないと思うので、修行あるのみですね。
でもやりたいことはそういうことなんだろう。
最近ではパターンやサンプリングなどがいっぱいあって、それをつなぎ合わせるだけで、それなりの曲が完成してしまう世の中(実際そうやってできた曲も多いのかもしれない)です。ビックバンドの曲を書くときにビックバンドっぽい曲を作るぞっとしないと書けない、これはポップスの歌ものを書くときは自分がジャズをやっているのに何も反映させられないって悩むことがあって。実はそうしているということは要はありきたりなものになっていることなのかもしれない。
みんなが親しめるキャッチーなメロディーのj-popだけど、なんかカッコいいぞ。のなんかをちゃっかり持っている。
演歌なんだけどドラマや映画の主題歌にもなりそうな曲を作る。
まぁ夢は現実と遠ければ遠いほど良いので大きいことを言っちゃったけど、そういう音楽の夢がいつか実現できればなぁ。

でもこれは譜面上の話で、同じ曲でもすばらしいミュージシャンが演奏したら、多くの人の心に響く音楽になると思います。亀田誠二さんも講演会で言っていた言葉を借りると、『アーティストパワー』だと思います。これとは別に『楽曲パワー』があって、その中ではということ。笑

さー練習しよっと。


Jpop3人組ユニットFisBlockのデビュー曲"Start"
アレンジの一部を担当。


JoyousGurungはネパール人のポップシンガー。ルームメイトがプロデュースしているのですが、僕はタイトル曲"Saath"のストリングスアレンジをしました。